仕事を知る(土木)

土木

道路や橋梁、トンネルやダムなど、社会を支えるさまざまなインフラをつくる工事です。

トンネル工事

トンネル工事は施工方法により大きく、山岳トンネルとシールドトンネルに分けられる。一般に、山岳トンネルは岩盤中に掘削され、道路トンネルや鉄道トンネルとなる。山岳トンネルは、NATM(ナトム)工法が主要な工法で、ダイナマイトによる発破や機械などで岩盤を掘削し、掘削部分にコンクリートを吹き付けて迅速に硬化させ、岩盤とコンクリートとを固定するロックボルトを岩盤奥深くにまで打ち込み、最後にコンクリートで覆って(覆工コンクリート)トンネルをつくる方法である。
シールドトンネルは、主に地下鉄や共同溝、下水道、地下水路、地下河川などの幅広い工事で採用されている工法である。トンネルの先端にシールドと呼ばれる鋼鉄製の外筒を設けて、崩壊しようとする土を押さえつつ掘削を行い、内部でゼグメントと呼ばれるブロックをリング状に組み立てていく工法である。

ケーソン工事

ケーソン工事とは、地上で構築した躯体を地中に(又は海中に)下部を掘削しながら徐々に沈める工事で、シールド工事などの深い立坑や橋梁の橋脚工事などで採用されている。ケーソン工事には、中に人間が入って小型のショベルで掘削するオープン・ケーソン方式と、内部への地下水と、それに伴う土砂の流入を防ぐために空気圧をあげて掘削を行うニューマチック・ケーソン方式がある。

造成工事

造成工事とは、農地や林地などを宅地等に利用するために、元の土地の形状を変えることである。一次造成として、伐採・除根を行った後、高いところを掘削・切土しその土砂を運搬、低いところに盛土し、宅地整備のための粗造成を行う。二次造成として、水道・下水・電気・ガス等のライフラインの整備や擁壁工事などを進めた後、道路舗装工事及び宅地部分の仕上げを行う。また、雨水調整池の設置などの洪水対策や公園・植栽工事なども行われ、多種多様の工種が行われる工事である。

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